このホームページでも一応公開はしているプロフィールページ。
人は「何を言ったか」より「誰が言ったか」を重要視する生き物。という言葉があるので、ブログにプロフィールが必要という人もいます。
ですが、僕はホームページではプロフィールページはそう重要ではないと思っています。
その理由はこのホームページでプロフィールページへのアクセスはほぼ無いからです。
この結果を見てみると、記事を見たユーザーは、
- 納得してブラウザを閉じる
- 納得できず別の記事へ移動する
という、2つの行動しかとっていません。
またネット上のプロフィールは簡単に偽装ができてしまいます。
特にインターネット上では、嘘を嘘だと証明できる物が少ないので、ほぼ全てのプロフィールが正確な情報なのか分かりません。
この記事ではプロフィールを偽った山写氏の炎上から見る、インターネット上のプロフィールの重要性についてお話したいと思います。
プロフィールの詐称が明るみになった山写という人物
カメラ機材のブログで有名だった「山写」という人がいます。
自称「登山と写真で仕事をしている人」でエベレストやモンブランなど、登山をしない人ですら知っている超有名な山の登頂歴がある事を詐称していました。
登山を知らない人からすると「すごい人」ですが、専門家からすると怪しい部分が多くあったそうで、以前から某掲示板などでも「怪しい」という声も多く出ていました。
Twitterにて登頂の真偽を問われ、結果的には一部の発言を訂正。
2020年12月現在は、ブログやTwitterの更新などもありません。
嘘を企業まで見抜けなかった事実
有名ブログの管理人をしていた山写氏は企業とも繋がりがあり、写真の講師としてセミナーなども複数行っていました。
発信していた情報も登山関連の事が多く、山の専門家ではないカメラの機材メーカーなら騙せてしまいました。
そもそも偽る必要はあったのだろうか
詐称があった次点で、プロフィールの偽装は悪い事です。
偽りのプロフィールによって企業と繋がり、収入を得ていた事は紛れもない事実でしょうし、このプロフィールがなければ企業との繋がりは無かったかもしれません。
ですが、嘘をつかなくても良い情報を提供してくれたブログという事に変わりはありません。
むしろ嘘をついた事によってホームページ自体の品位も下がってしまったように思います。
嘘を嘘と言うタイミングが無かったのかも
「エベレストの練習はヒマラヤ」という彼の言葉が話題にもなりました(補足:エベレストとヒマラヤは別の名前の同じ山)。
この発言の当時、山写氏がネタで言ったのか、本当に知らなかったのかは分かりません。
ですが最初はネタのつもりで書いた事が徐々広がって「ネタでした」と言えない状況になり、この炎上まで行き着いた可能性もあると思います。
プロフィールの詐称なんて誰にでもできる
僕はサラリーマン兼ブロガーです。
ですが、サラリーマンとしての仕事の情報は発信していませんし、僕のプロフィールを見たところでユーザーは僕が本当にサラリーマンか否かを判断できる要素はありません。
僕が今から「実はプロカメラマンです」と発信して、SNSなどでプロカメラマンらしい情報の発信をはじめたら、僕の事を本気でプロカメラマンだと勘違いする人も出てくるのではないでしょうか。
あなたがネットで支持する人のプロフィールは信用できる?
これは僕の知り合いの話ですが、子育ての悩みの解決に「保育士YouTuber」のチャンネルを参考にしていました。
実際に「保育士だから」という安心感もあったようです。
しかし僕には「保育士」という肩書きに「信用」は生まれませんでした。
それはやはり簡単に詐称できるからです。
先ほど紹介した山写氏も大学の関係者として在籍している事も述べており(ここについて詐称を認めていません)、結局のところ「真実は本人にしか分からない」という状況です。
1ページでユーザーを満足させるほどの説得力があれば十分
僕の今の考えは見出しの通り、1ページでユーザーを満足させる説得力が重要という事です。
冒頭でも書きましたが、ユーザーは「満足してブラウザを閉じる」か「満足できずに別のページへ離脱する」かの2択です。
「満足できないからプロフィールを見に行く」という導線はほぼありません。
1ページに必要な全ての情報が掲載されていれば、問題解決の糸口を見つけたユーザーは解決に向けて、ブラウザを閉じます。
プロフィールが必要性なケース
僕のプロフィールに対する考えは基本的に「無くてもいい」という立ち位置です。
ただブログのスタイルによっては必要な場合もあると考えています。
それは自分という個人をウリにしたい場合です。
ブログのあり方は主に以下の2つに分かれます
- ユーザーの問題を解決する情報提供型
- ユーザーを楽しませるエンタメ型
このホームページは情報提供型で、僕のプロフィール情報の需要は無く、PVにも数字として結果が出ています。
もう一つのエンタメ型は、ユーザーに楽しんでもらうためのサイトなので、プロフィールがあった方が、ユーザーも登場人物が想像しやすく、読みやすさの面でも必要になってきます。
楽しむというのは、エンターテイメントだけでなく、写真やイラストなどの作品も含まれます。
こういったアート作品のブログ(サイト)についても、学歴や受賞歴をプロフィールに掲載すれば、企業が依頼をする際の目安としても活用できます。
書くなら記事を書くつもりで
結果的にプロフィールは必要だと思わない僕ですが、書くなら自分の事を紹介する記事のつもりで書く事が大切です。
嘘の記事を書いてはいけないように、嘘のプロフィールも書いてはいけません。
自分のプロフィールを書くなら、自分のレビュー記事のつもりで書いてみるのが一番の近道ではないでしょうか。
プロフィールだからといって必要な事はいつもの記事と変わりはありません。