家の庭に空きスペースができました。
僕は趣味でキャンプをするので、「お、ここに芝植えたらキャンプサイトになるんじゃね?」
と、ふと思いました。
「いや待てよ。数年前に庭に芝を植えたけど、あの手入れしていない芝って今どうなってるんだろ」
今回、芝を植えたい場所とは別に、自宅の庭には既に芝が植えられてるのですが、自分で植えたわけでもないので、全く気にしていませんでした。
約15m2の広さの芝生は現地を見てみると、ほぼ茶色。
ちなみにその時は5月中旬で、本来の芝は青々としている時期でした。
芝「新しく芝を植える前にやる事があるだろう?」
この芝がそう僕に問いかけているようでした。
そしてここから僕と芝の奮闘が始まりました。
当時の状況まとめ
- 芝が伸びすぎている場所がある
- 芝が育っていない場所がある
- 全体的に茶色い
芝は植えてから定着する1年が重要
今回、芝を元気にするために、色々なホームページを回りました。
すると、「放置した状態から復活するまで」という記事はたくさん見つかったのですが、「植えた直後から放置」といった情報は見つかりませんでした。
つまり、芝は植えてから1年が非常に重要という事だと思います。
これから芝を植える人は、1年はしっかりと面倒を見るつもりで取り掛かりましょう!
1年目はコレをやる!
最初の1年目でするべき事は以下の4つ。
- 芝の範囲を決める
- 耕して床土(芝用の土)を入れる
- 水やりをする
- 芝刈りをする
ちなみに、うちでは全て行っていませんでした。
芝のエリアを拡大するために、予定地を耕して床土を入れましたが、既に芝が植えてある場所に比べると、育ちが段違いに早いです。
頑張って芝を綺麗にするぞ!
このタイミングで言うのもアレなのですが、俺は本気です!
芝の長さがまばらで、伸びすぎている芝もあるので、先ずは基本の芝刈りです。
本来なら春前に芝の高さを最も低くする、低刈りという作業があるのですが、タイミングを逃してしまい、低刈りを5月に実施しましたが、結果としては特に問題は起こりませんでした。
本来なら1cmくらいまで刈り込むべきですが、余裕を持って2cmにしたのが良かったのかも。
基本は水やりと芝刈り
芝の基本的な手入れは水やりと芝刈り。とりあえずは、ここからのスタートです。
春と秋は地面の乾きを見て、夏場は毎日水やりをします。
芝刈りも春と秋は芝が伸びてきたら、夏場は毎週行います。
春、秋 | 夏 | 冬 | |
---|---|---|---|
水やり | 乾いたら | 毎日 | お休み |
芝刈り | 伸びたら | 毎週 | お休み |
この年は低刈りが高かったのもあり、刈り高は4cmで行いました。
勢いよく育てるなら肥料も
安定して綺麗な芝が生えるようになると肥料は不要だそうですが、我が家の芝生はそのような状態ではありません。
とにかく芝を元気にするために、液体の肥料を施肥して、芝生の成長を促します。
液体肥料は即効性、粒状肥料は持続性。って感じ。
芝生のエリアを決める
芝生をきちんと管理するには、どこまでが芝生の場所なのか決める必要があります。
というのも、芝生は生命力の強い植物なので、放置していると縦にも横にも伸びていきます。
対応としては「根止め」か「エッジカット」2択ですが、僕は長期的に考えた結果手入れが簡単な根止めを選択しました。
根止めは地中に壁を作って、芝の根が横に広がるのを防ぐ方法です。
根止めの道具(根止め板)もありますが、僕はレンガ(平板)を使って根止めをする事にしました。
芝生の根止めの作り方【知ってるだけでお手入れ楽々】 | 超手抜きの芝生管理法
芝が無い場所は耕して床土入れ
根止め板にせよレンガにせよ、硬い地面に入れるには一度地面を掘り起こす必要があります。
同時進行で行うのが、芝を増やしたい(植えたい)エリアを耕す作業です。
- 少し広めに耕す
- 根止め処理をする
- 床土を入れる
- 地面を平らにする(転圧)
という手順で作業を進めると、効率が良いです。
俺は根止めをした後に、耕起(耕す作業)をして自分の効率の悪さにウンザリした。
余った芝生は予定地に植え替え
芝のエリアが決まると、広がりすぎて、エリアからはみ出る芝生も出てきました。
捨てても良いのですが、勿体無いので、芝生の予定地に植え替えです。
普通に植え替えるだけですが、芝を高くするとレベルを下げるのが難しいので、気持ち低めで植え直します。
余ったランナーも育てて植える
芝は地中から広がる地下茎と、地上から広がる匍匐茎(ランナー)によって範囲を拡大します。
地中の芝は根止めで止めましたが、ランナーは切って対処するしかありません。
切ったランナーは捨てても良いですが、僕は植えて再利用しました。
芝生のランナーを移植して増やすことはできる? | 新築住宅の芝生化計画
色々活用ブースト
少し特殊な事として、芝のエリア拡大のために、小物っぽい物も使ってアレンジしています。
ホームセンターのビンテージのブロックを使って、飛石のように。
また、耕起の作業で、大量に大きな石が出てきたので、これを組み合わせて靴を脱ぐ「たたき」のようなものを作ってみました。
芝はスコップで簡単に切って剥がせます。
そんな俺の5ヶ月に渡る努力を見てくれ
見てくれ!!
これが5月の写真だ!
見比べてくれ!!
もう何も説明する必要は無いだろう!!
いや、少しだけ説明しておこう。
芝の状況は言うまでもなく、予定地にランナーが順調に伸びており、好調に範囲を拡大しています。
芝生1年目でやるべき事を、数年後に遅れて始めたわけですが、素人の僕としては100点をあげたいくらい満足しています。
来年以降は水やり、施肥、目土でいけるがしている俺。
「別にやらんで良かったかなぁ」という作業
サッチの除去
長年の芝の放置によって多くのサッチ(枯れた芝)が溜まっていました。
サッチが溜まると以下のデメリットがあります。
- 葉を覆って光合成の妨げ
- 芝が見えない
- 芝が倒れる
結構気合いを入れてサッチの除去を行ったのですが、思っていた以上に効果らしい効果が出ず。
僕は芝刈り機とハサミを使って芝刈りをしています。
芝刈り機はキャッチャーが付いているので、サッチを受けてくれますが、ハサミで刈る場合はどうしてもサッチが残ってしまいます。
そんなサッチもある程度は自然に分解しているので、サッチを除去する必要は無かったように思います。
ローンパンチ
来年はローンパンチでコア抜きをする予定でしたが、もう少し様子を見ようと思っています。
耕起や床土による土造りができていない場所は、間近で見るとあまり綺麗に生えそろっておらず、そこを重点的にコア抜きをするつもりでした。
しかし、この5ヶ月の成果を見ると、今は「ローンパンチは別に良いかな」という気持ちです。
芝刈り機は良いやつを買った方が良いかも
「とりあえず」という気持ちで僕は安い芝刈り機を購入しました。
実際に使ってみると芝刈り機のパワーはマジで凄いです。
労力の削減力が半端じゃ無いので、費用対効果を考えると「もっと良い芝刈り機にしておけば良かったかなー」と思っています。
あと芝刈りめっちゃ気持ちいいです!コレが一番の楽しみ♪
もう一度言うが、俺が植えたわけではない!