スマートウォッチはまだ買い時じゃない3つの理由

今一番アツいガジェットってスマートウォッチですよね。

スマートフォン市場も完成が見えてきたのか、落ち着きが見えてきたし、スマートフォンに次ぐデバイスとしてスマートウォッチは注目されています。

ただ今のスマートウォッチ市場を見ていると、イマイチ購入する気になれません。

その理由について紹介していきたいと思います。

スマートウォッチとは

スマートウォッチとは簡単にいうと腕に着ける小型のスマートフォンです。

ほとんどのスマートウォッチはディスプレイを搭載しているので、時計のデザインをその日のファッションや気分によって変えたりする事ができます。
時間の確認はもちろん、メールの確認や通話も可能です。

また、スマートウォッチの多くには、心拍数や消費カロリーの計算をしてくれる機能が備えられていたりもします。

その他にもスマートウォッチやスマートフォンを見失った時に、端末を鳴らして場所を教えてくれる機能があったりと、生活をまた一歩快適にしてくれるデバイスでもあります。

スマートウォッチが買い時じゃない3つの理由

FeliCaに対応しているモデルが少ない

私がスマートウォッチを買ったら一番使いたい機能がコレ。

FeliCa搭載のスマートウォッチならQUICPayやnanacoを使った決済が可能になり、荷物を減らすことができます。

FeliCaは日本独自の呼び方で、世界的にはNFC-Fと呼ばれています。

しかしNFC-Fは世界規格でありながら、採用している国は日本だけというのが現状です。
世界的にはNFC-Fに似た規格であるNFC-A/Bという規格が既に採用されており、この規格の浸透率から見て、ほぼ日本独自の規格であるFeliCaが世界に進出する事はありません。

2018年8月の執筆時現在、FeliCaに対応したスマートウォッチはApple Watchとwena wristの2種類のみです。

https://amzn.to/3RWhJGo

海外製のスマートウォッチにはNFC対応と書かれたスマートウォッチも多数出てきていますが、これらはNFC-A/Bに対応したモデルなので、日本でFeliCaとして使う事は不可能です。

現在の日本でのNFC-A/Bの浸透率はとても低いのですが、2020年の東京オリンピックに向けてNFC-A/Bに対応した店舗が増える可能性もあるのでそれを期待しています。

FeliCaについては下のリンクで詳しく書いています。
時間があればどうぞ。

発展途上すぎる

スマートフォン登場時は一番の火付け役はiPhoneのiOS、次いでGoogleのAndroidが発表されてと、スマートフォンは登場した時点でOSとしてほぼ完成していました。
それが徐々に改善されつつ現在に至ります。

今のスマートウォッチ市場を見ると、AppleのWatch OS、GoogleのWear OS、更にはサードパーティーのTizenと様々なスマートウォッチが存在します。
AppleやGoogleはいいけど、サードパーティーのスマートウォッチまで出てくるとスマートウォッチの傾向が全く読めません。

独自の機種も様々で、バッテリー持ちに重きを置いた電子ペーパーのスマートウォッチや、内部にSIMを搭載してスマートフォンから離れてもメールや位置情報の確認ができるスマートウォッチなど、向かっている方向がバラバラすぎて正解が全く分かりません

個人的にはサードパーティーが市場をごった返しているように見えてますけどね。
AppleやAndroidの完成度はさすがだと思うけど、サードパーティーを見たAppleやAndroidがどう動くかも見どころ。

Appleはプライド高そうだし、真似しないかもね(皮肉)

今まで使ってきた時計を使わない覚悟

時計ってこれまでファッションの一部でしたよね。
私も時計を多く持っているわけではありませんが、TPOに合わせて時計を選ぶ程度には持っています。

スマートウォッチはこれまでの時計に代わる素晴らしいデバイスだと思います。
ただそれによって今持っている時計を全く使わなくなる可能性もあるんですよね。

スマートウォッチという便利なツールが来た以上、これまでの時計を同じようにファッション感覚で使い回す事は無くなってくると予想しています。
特にスマートウォッチは心拍数を測ったり消費カロリーを計算したりと、常に付けている事を想定して作られていますし、スマートウォッチでの決済に慣れてしまうと従来の腕時計では不便とすら感じてしまうでしょう。

便利なものが手に入ればずっと付けているのは当然です。
ただそれによって今まで愛着を持って付けていた時計が物置で眠ってしまうのって、可哀そうだなと思ってしまいます。

僕は新しい物好きだと自覚していますし、古いものはわりと簡単に手放せたのですが、時計は普段身に着けているせいかなかなか手放せません。
特に有名ブランドの時計は、メンテナンスをすれば親から子、子から孫へと引き継げるほど良い仕事をして作られているものです。
スマートウォッチよりずっと長く使える点では従来の腕時計にもメリットがあります。

そういった意味ではフイルムカメラが無くなっていったように、従来の腕時計も衰退するのでしょうか。
機械式の腕時計付けていると「凄いの付けてるね、不便じゃない?」「これが味があっていいんだよ」なんて会話する日が来るのかもしれませんね。

コラム

ここは私のネタ交じりの愚痴なので、飛ばしてOKです。

最近のスマートウォッチってカロリー計算とかできるんだよね。
これってずっと付けとけってこと?

寝るときに充電するの?
え?睡眠状態の監視?そんなんもできるの?

じゃあいつ充電するの?風呂の時?
え!?防水で風呂でも大丈夫!?

じゃあいつ充電するんだよ!!!!!

まとめ

スマートウォッチが買い時じゃない理由をまとめてみましたがいかがでしたか?

現状で買うならやっぱりApple Watchかwena wristですが、どうもパッとしないんですよね。
買うと絶対に便利なんだけど、今付けている腕時計より魅力を感じない。

決済方法もFeliCa以外にバーコード決済も話題になってきたし、選択肢が多いのは有り難いけど選ぶのも大変だ。